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結露を防ぎ快適なマンションライフを

結露はなぜ発生するの?
分かりやすい例で説明しますと、夏場の暑い時期、キンキンに冷えたビールをグラスに注ぐと、グラスが汗をかいたように水滴が付きますよね?これが結露です。
詳しく説明しますと、グラスの周りの空気が急に冷やされ、空気中にあった水蒸気が水に変わる為、この様な現象がおきます。
目には見えませんが、皆様の周りには水が水蒸気として存在しており、その量は気温によって異なります。具体的には気温が高いほど水蒸気は増え、気温が下がる程少なくなります。
ある程度の空気が抱え込める水蒸気の最大量(湿度100%のこと)を「飽和水蒸気」といいます。空気中の水蒸気が結露に変わるのは主に次の2ケースで、
@水蒸気の量は変わらず、気温が下がるケース
冒頭で紹介したグラスの例や、冬場窓ガラスに付着する水滴はこちらが原因です。
A気温は変わらず水蒸気量が増えるケース
鍋をしたり、やかんを沸かしたり、浴室内の水蒸気が室内に入り込んだりした場合です。また最近では、ガスファンヒーター(※1)の使用や加湿器の使用による結露も多く報告されています。

皮肉なもので建築技術の向上に伴い、マンションの機密性は高まり、室内の温度が一定に保たれ易く、室内の音が外に漏れにくくなりました。その代償に室内と室外の温度差が大きく、結果的に結露を発生させやすく、また、室内と室外の空気が巡回しにくい為に、カビを発生させやすくなっております。

(※1)ガスを燃焼させるためには多くの水分が必要です。一般的にガスファンヒーターを30分使用しますとペットボトル一本分の水が水蒸気として室内に漂うこととなります。
結露しやすい場所や湿気のたまりやすい場所は?
やはり何といっても外との境であるです。窓で発生する結露で注意すべき点は、カーテンが濡れカビが発生したり、結露を放置した為に室内に水が染み込んでしまい、建物に大きな損害を与える事です。最近よく聞く損害としましては、畳に水が染み込み、畳にカビが発生した事例です。

湿気のたまりやすい場所は、家具と壁の隙間や押入れ・クローゼットの中です。この場所は空気がよどんでいるうえに日が当たらない為、湿気が特にたまりやすい場所です。換気をせずに放置していると衣装や布団がカビだらけ何てことも・・・。
壁際にタンスやベッドを設置する場合は、必ず壁から少し離し、空気が流れる様隙間を作る事が重要です。
空気の流れ
空気のよどみ

結露を防ぐには?
結露を抑えるには以下の4つのことが重要です。
@こまめな換気
※ 換気の基本は吸気する場所と排気する場所を設ける事です。窓のガラリ(通気用の小窓)があればこまめに開ける(日中お部屋におられる方は、室内全ての窓・扉を開放し、室内の空気を全て入れ替えるよう心掛けてください)また、クローゼットや押入れ等も日中閉めっ放しにせず開放し、空気を循環させ、除湿材や吸湿材など市販で販売されているものを有効に活用しましょう。
最も良い空気の流れ
良い空気の流れ
悪い空気の流れ
空気の流れ
空気の流れ
空気の流れ

A水蒸気の発生を抑える
※ 浴室・洗面所・キッチン等水蒸気を多く発生させる場所は使用中はもちろん、使用していない時間も換気扇を回し窓も開けるように心掛けましょう。又、マンションにおいて、「ガスファンヒーター」「石油ストーブ」「加湿器」の使用は控えたほうが良いでしょう。
水蒸気の主な発生源
ガスファンヒーター/石油ストーブ/加湿器/洗濯機/食器乾燥機/食器洗浄乾燥機/蓋をしていない浴槽/鍋物/室内干しの洗濯物/観葉植物/観賞魚の水槽 など

B表面温度を上げる
※ 結露は水蒸気の量と温度の関係で発生し、室温が高いほど結露は発生し難く、室温が低いほど僅かな水蒸気量で結露が発生しやすくなります。冬場に室内の窓ガラスに結露が発生するのは、窓ガラスが寒い外気に触れ窓ガラスの表面温度が低下し、ガラス周辺の空気の露点よりも低くなった為発生するのです。又あまり使用していない部屋に結露が発生しやすいのも同様の理由で、水蒸気は空気の移動によって簡単に移動し、あまり利用していない部屋も、温かく水蒸気の多い部屋に近い水蒸気量になり、その結果結露が発生します。ではその対策として何が有効かと言いますと、室内を温め壁や窓ガラスの表面温度を上げることが有効です。又窓ガラスについては二重サッシやペアガラスを使用することで結露防止に効果があります。但し、窓の結露が無くなると他の場所に結露を起こす場合がありますので、他の対策と平行し実行する必要があります。

C乾燥除湿を行う。
※ 冬場・梅雨時に、押入やクローゼット内部に除湿材の設置は有効な手段です。又除湿材と共に吸湿材を併用し使用するとより効果を得られます。又最近では調湿機能のある壁紙や石膏ボード、塗料などもあります。

以上の事を踏まえた上で正しく実行し、結露を防いだ快適なマンションライフをお送り頂ければと思います。また、カビを発生させ建物や壁紙などを腐食させた場合、一般的には入居者の責任になります。退去時の不要な争いを避け、ご自身やご家族の身を守る為にも、今お住いのお部屋に合った適切な対応を取られますことをお勧め致します。

2009年4月24日


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